コラム


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OYAJI NO UTA

by 安藤弘志

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オヤジのうた曲名リスト



VOL.806 * 2023/02/08


「トルコ南部大地震」

二日前に起きたトルコ南部を震源とする大地震について、私が見聞きできる欧米の
TVニュースでは連日トップで取り上げているのですが、日本のマスメディアの扱いは
フィリピンで捕まった詐欺強盗を遠隔で指図していた犯人について、護送の生中継を
するほど重大ニュース扱いで、地球の裏側の大災害に対して冷ややかな印象です。
マグニチュード7.8は熊本地震の7.3に較べてエネルギー量は十倍近くになるらしく、
震源が浅いことや半日をおかずして同規模の地震が近くで起きたことにより、傷んだ
建物がとどめを刺されるように崩れたようで、凄まじい人的被害が起きたと思われます。
今回の被災地域を調べると、聖書に出てくるニネベやエフェソスなどの地名も見られ
歴史上の重要地域でもあり、シリアの内戦およびトルコとクルドの紛争に関しては
すでに戦争で疲弊した人々に降りかかった災厄の様相がうかがえます。日本の
緊急援助の組織はすでに動き始めているようですが、G7を控えた岸田首相には
この際ウクライナ戦争当事国軍に対して即時の停戦と被災地救援への転進を
呼びかけて欲しいところです。それくらいの世界的一大事ではないでしょうか。



VOL.805 * 2023/01/29


「国防力と国家暴力」

28日付の朝日新聞読書欄冒頭の「ひもとく」で憲法学者木村草太氏が紹介した
木庭顕氏の著作中の要約に「侵略国家は、日本の領域内では私的な暴力集団に
すぎないから、それを局地戦的に退けるのは(憲法)九条に反しない。」という
くだりがありました。では九条が禁じる武力は何かという場合に私が思いついたのは
「国家暴力」という概念です。私的暴力を制圧する警察を基本に日本の防衛は考え
られるべきだと思うのです。武装した犯罪者に対峙する警察は犯罪者の殺害でなく
生きて確保することを先ずは目指します。暴力団が重武装したとしても、組事務所に
打ち込むためのミサイルを準備したりはしません。いっぽう侵略者の殺害を狙ったり
侵略者の基地を越境して攻撃する装備は「国家暴力装置」にあたるので明らかに
憲法に反します。現在の地政学的不安感に乗じて憲法の制約を勝手に拡大して
「国防力」を「国家暴力」にさせてはなりません。帝国主義的時代の戦争論理を
廃れさせ世界的に国家暴力をなくすべく取組むことは、化石燃料の使用をなくす
取組と同様に求められる地球的課題です。平和憲法を持つ日本が率先して、
まずは隣人の国々と良好な関係を築き上げ、それを世界に広げるよう望みます。



VOL.804 * 2023/01/11


「実物志向だった」

TVニュースで驚いたのですが、トレーディングカードなるものに今どきの子供は夢中で
お年玉でふところの豊かになった小中、高校生までもが玩具も扱う量販店の開店前に
行列を作って人気カードの発売目当てに群がっているようです。希少アイテムには結構な
プレミアが付いたりするそうですが薄っぺらなカードにそれほど夢中になるとは理解し難い
ことです。私が中学生の頃にお年玉で喜んで買った物について久し振りに思い出しました。
それは三千から五千円ほどで買える「エンジン」でした。当時の二大メーカーだったOS
ENYAは調べたら今も健在でエンジンを売っています。模型用の簡易な構造ですがアルミ
合金製の光沢と重量感は少年の心をときめかせたのです。子供が買えるのは中でも
小型な1.5〜0.9立方インチの排気量のもので、ひまし油の燃料をニードルキャブレターに
注ぎ、バッテリーでグロウプラグを熱したうえでプロペラやひも付きのフライホイルを
人力で回して起動させるというものでした。財力のある大人はそのエンジンを模型に
付けてラジコンのプロポーショナルで操作する訳ですが、チューボーの身分としては
せいぜいスクラッパーなどという簡易な機体でエンジンを起動することが楽しみで、
しばらく熱中しました。やがてギターが弾けた方が女子にもてると気づいてしまった
ので、エンジンとは遠ざかってしまいました。資本主義の主眼が工業製品の価値から
情報の価値へと転じるにつれ、子供の憧れも実物から虚像へ向かう流れなのでしょうか。



VOL.803 * 2023/01/09


「 免疫格差 」

新型コロナ感染症が第8波と呼ばれるピークに差し掛かっているようです。九州の各県でも
今さらながらに感染者数の新記録が出たりしていますが、以前ほど大騒ぎにならず旅行も
外食も我慢しなくなっている様子も見られます。感染が身近になると罹った人の経験も
聞いたりして実感的に恐怖が薄れてきたこともあるでしょう。いっぽうでは高齢者や持病の
ある方を中心に死亡者が増えて直近一年間で4万人を超えたそうです。社会全体で所得の
格差が大きくなると同時に、人の免疫力にも格差が拡がっているように感じます。一つには
経済力があれば栄養的にも住環境的にも有利なこともあるでしょう。それ以外の因子を
推理して思ったのは、高齢者や持病のある方といえば当然日常的に服薬している方が
ほとんどでしょうから、それが免疫力に影響していることも考えられます。それと病院や
高齢者施設につきものなのが各所に設置されたアルコール消毒装置ですが、かえって
皮膚の常在菌によるバリアーを壊していないか心配です。うがいについても同様で、
上気道部の粘膜の防御力を損ねないように、私はなるべく唾液を飲み込む量と回数を
増やすようにしており普通の風邪さえここ十数年ひくことがありません。それと免疫を
左右する腸の健康維持のため、味噌、納豆、モズク類、キムチ等欠かさないのも秘訣です。
発酵食品を始めとする食による健康維持は、学んで面白いおすすめの読書分野です。

 


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