コラム


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OYAJI NO UTA

by 安藤弘志

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オヤジのうた曲名リスト


VOL.729 * 2018/05/17


「ラストシーン」 西城秀樹


阿久悠作詞、三木たかし作曲の表題曲が出たのが1976年。当時はほとんど意識して
いませんでした。同世代だけど共感の対象でなく横目で遠ざけていたのでしょうか。
今思い返せば、私にとっても年上の女性が心の多くを占めていた季節でした。
今回の訃報に接してメディアの記事に載るヒット曲の数々でなく、私にとって西城の
一番の思い出の歌は「ラストシーン」であることを確信しています。おそらく歌手本人も
好きなナンバーだったと感じます。2012年春に二度目の脳梗塞からの復帰舞台になった
競輪ダービー開会式アトラクションで真っ先に歌ってくれました。
♪ありがとう しあわせだったわ。 いっしょに 歩けなくーって ごめんなさい…
マスコミの追悼記事の中で、彼がはじめての結婚相手として十朱幸代さんを真剣に
想っていた時期があったこと。その後18歳下の女性と結婚して三人の子どもに
恵まれたことなどを初めて知りました。かなりイイヤツだったようです。(涙)


2012年2月29日熊本市にて「ラストシーン」の歌唱



VOL.728 * 2018/05/06


「マナ・マナ」 デイブペルシンガーズ

大型連休最後の日曜日は予報より少し早く雨が降り出しました。明日から再開される
仕事の日常を想って、ため息をつく方もいらっしゃるでしょう。未来予測の本の中には
こんな考えも存在します。世界は食糧も含めて「物余り」になり、物は限りなく無料に
近づく。もはや労力を売ることも、金銭の存在意義もなくなり、所有の概念も消える
方向に進むだろうと「日本の最前線」船井幸雄) 。今でも世界の富の偏在を正して、
食の贅沢と廃棄を減らせばベーシックインカム的なわかちあいは可能かも知れません。
旧約聖書の出エジプト記には神がイスラエルの民の飢えを満たすため、天から
「マナ」という食糧を降らせたといいます。必要な一日分だけを集めらるようになっており
欲張って溜め込もうとしたら、たちまち腐ってしまう、そんなものだったようです。
私も、ゴハンは無条件に食べさせます、お酒が呑みたかったらその分は働きなさい
といわれたら喜んで適度に労働します。後の時間は自分の好きなことをして、
人の役にたつようなことに使う、そんな世の中の仕組みに変えていきたいものですよね。
表題曲は私の中学生時代にラジオでよくかかった未来的POPSナンバーです。
のちに「セサミストリート」に使われたり、CMにも流れるなど定期的に甦る曲です。



VOL.727 * 2018/04/13
 

「アンドリュー・ワイエス」展

熊本地震からの2年間に増えたもののひとつに、良質の芸術に生で触れる機会が
あげられます。また有り難い事に料金も比較的安価だったり無料だったりするのです。
この貴重な機会を無駄にしないように、感謝しながら出来る限り受け止めて、豊かに
なった心で別の場面では恩返しや善意のリレーが出来ますように願っております。
ところで熊本市現代美術館にて3月24日から5月6日迄のアンドリュー・ワイエスの
水彩画やデッサンを集めた展示に出かけてきました。アメリカの片田舎の漁村を
舞台に1950年代の日常を感動的なほど愛情を持って切り取って描き続けた
「オルソンハウス・シリーズ」の代表作を含む40点が無料で堪能できるのです。
ひょっとして無料であるがゆえに宣伝告知がいまひとつ弱いような気がしたため、
微力ながら声をあげて来場をおすすめします。現代の日本と場所も時代もかなりの
隔たりが在りながらも、何かとてつもなく懐かしい世界に触れた気持ちになれますよ。
びぷれす広場2階のスタバ横をエスカレータで上がって美術館の奥の突き当りです。
帰りには図書室のソファでのんびりしたり、売店で洒落たお土産を探すのも楽しみです。



VOL.726 * 2018/04/08
 

「リレーかもめ」の憂鬱

長崎新幹線について、JR九州がフリーゲージを断念して、当面リレー方式での開業を
目指す方向になりつつあるようです。過去に2004年から2011年まで九州新幹線の
新八代駅で在来線特急と新幹線とのリレー(強制乗換え)を経験している熊本人からの
意見を聞いてもらいたく取り上げます。到着したホームの目の前に待っている別の列車に
乗り換えるのはたいした手間でもないし、八代〜鹿児島暫定開業の時は所要時間の短縮
が劇的だったのでほとんど問題にされませんでした。しかし長崎ルートの場合、新鳥栖と
武雄温泉の2回の接続で所要時間の短縮もわずかなので不便と不満が予想されます。
私が長崎人だったら着工した武雄温泉〜長崎を在来線新線として活用して博多-長崎、
または小倉・大分-長崎の直通特急を望みますね。想像してみて下さい。長崎市の
ビジネスマンが福岡で仕事した帰りに辛子明太子とアサヒビールを買い込んで特急の
シートで晩酌を始めます。佐賀を過ぎて吉野ヶ里を右手に見たあたりからウトウトして、
気がつけば諫早の先の高架を長崎目指して疾走するかもめ号の中。片や二度の
乗換えでそのたびに荷物をまとめて立ち上がる新幹線の旅は楽しくない。
さらにJR貨物の列車が新線乗り入れすれば物流面でも効果が期待出来ますよね。


VOL.725 * 2018/03/25
 

「五枚の一押しアルバム」

NHK-FMの深夜番組に「夜のプレイリスト」という番組があって、私はもっぱら
夕方6時からの再放送を聴いております。先週は加藤ひさし、その前の週は
南伸坊などと、音楽関係の人もそうじゃない人も週ごとに登場して、影響を受けた
五枚の一押しアルバムを一日一枚思い入れを語りながら、全曲紹介するのです。
洋楽邦楽の歴史的名盤はもちろん、隠れた名作や、コンピレーションも混ざり、
そこそこ聴き応えのある50分間の番組。お風呂の中で聴くにもぴったりです。
私が呼ばれたりは、もちろんしませんが、もしも五枚選べと命じられたら何に
しようかと妄想するのは自由なわけで。やってみました。
☆五つの赤い風船 「おとぎばなし
☆戸谷重子+今田勝トリオ 「Georgia on my Mind
☆チックコリア+リターントゥフォーエバー 「Light as a Feather
☆宮前ユキ 「愛を知りし頃」 ポリドール MR 5073
☆桃井かおり 「桃井かおりベスト」 フィリップス 16Y-23

あとの二枚はアナログ盤持参でかけつけます。いかがでしょうか。


VOL.724 * 2018/02/25
 

第六の幸福をもたらす宿」 マルコム・アーノルド

歳を取ると夜中に目が醒めることも多くなっているのですが、そんなときは目を
つむったまま頭の中でコンサートを始めます。定番はビートルズ特集、ジャズの
スタンダード集。先日はちょっと飽きたので映画音楽でやったのですが、あの時見た
映画の同時上映も良かったんだけど音楽はどんなんやっただろかなどと、あれこれ
考えだして少し悩みました。ちょっと新規のストック曲も増やさねばと思ったところへ、
5月の熊響定期演奏会のプログラムが届いたので冒頭に予定されている表題曲を
検索して聴いてみました。私が生まれた頃のハリウッド映画のために「戦場にかける橋」
も手がけたM・アーノルドによって書かれました。吹奏楽を知る人には定番曲らしい
のですが、確かに美味く演奏すれば、休日のディナーにふさわしいようなささやかな豪勢さ
を感じられる素材ですね。5月20日の演奏会が今から楽しみです。当日は他にも
實川風のピアノによるラフマニノフの協奏曲など充実した演目が組まれています。
指定席1800円の他に、思いのほかの良席もある自由席は1500円と、嬉しい料金。
県立劇場奥の事務所か、びぷれす地下のプレイガイドで購入を心からお奨めします。



VOL.723 * 2018/01/13

 


「シーハイル」 高木麻早

この冬の雪の降り方、特に北陸一帯でこれでもかと降る様子からは、彼の地の皆様の
ご苦労が感じられて胸が痛みます。車や列車が行きも戻りもできない危険に逢うし、
家に居ても雪下ろしの心配や、ひどいと停電や孤立の可能性もあります。それに加え
今日明日は大学入試の共通試験とやらで、行き帰りと体調管理にとって過酷な季節です。
思い出せば今を去る45年前に、私が入った大学の入試の日も京都で雪に遭遇しました。
九州人にとっては積雪の光景は何かしら心浮き立つものがあって、好結果につながった
のかもしれません。当時出たばかりの高木麻早さんの初LPから、受験生を応援するのに
ぴったりの曲を紹介することにします。スキーが題材なのに滑るなどの禁句がありませんし、
出だしのC-E7-Amのコード進行が前途洋々感をうまく表現して気持ちいいのです。
♪白く輝くシュプールは 昇る朝日をおいかける 何かが僕を待っている だから一人行くのさ…


VOL.722 * 2018/01/02


「年頭に思う少子化対策」

おだやかな年の初めに今年もラジオを聞きながらボオッとしています。ネットで各地の
コミュニティFMを選んでたら西宮のさくらFMという局が午前中からずっとモダンジャズを
ノンストップで流してくれてますのでサイマル放送で受信中です。ただいま自宅が70年代の
ジャズ喫茶状態です。ところで故郷の町に帰省して昔お世話になった喫茶店も楽器店も
姿を消していて寂しい思いをされた方もいるでしょう。年末の新聞で「起こらなかった第3次
ベビーブーム」という記事を読みました。団塊の孫世代が非正規雇用で結婚も困難だという
現実に打つ手が無いのです。こうなったら少ない人口に応じて住む場所をまとめ、インフラの
維持管理を絞り込むべき必要があります。リニア新幹線などという愚かしい計画は即中止する
べきですね。どうしてもこの国に賑わいが欲しいというなら、色んな形で外国人に住んでもらって
個人的に仲良くなることが現実的な方法でしょう。駅伝の強豪校にアフリカから留学生が来て
卒業後は実業団に所属して多数活躍している姿が元日のTVに映っていました。
大相撲の世界でも、揉め事を乗り越えて外国人が自然な形でしっくりと馴染む形に
落ち着いてくれたら日本の未来も捨てたものじゃないかもしれません。大事なのは
渡来した人々が固まって居るのでなく、われわれ原住民と個人的で親密な交遊関係を
結べるかどうかだと思います。他国の人と友達が多いことは安全保障にも寄与します。



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