コラム


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OYAJI NO UTA

by 安藤弘志

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オヤジのうた曲名リスト
 

VOL.711 * 2017/05/04


「憲法と自衛隊」

憲法の施行から70年を迎え、総理大臣が憲法に楯突く宣戦布告のような発言を
くり返しています。主権者国民から権力を付託された立場にある者が、自分を
縛る憲法に対して不満を述べたいのだったら、権力の座から降りて一党首として
発言すればよろしい。総理大臣を頂点とする全公務員は憲法尊重と擁護の義務
を負っています。それと憲法9条に第三項として自衛隊を明記するという案ですが、
行政のための様々な主要機関のうち自衛隊だけが憲法に書かれるのは不自然です。
自衛隊に合わせて憲法を変えるのでなく、憲法に合わせて自衛隊を変えましょう。
法律で自衛隊の主務を国民の生命財産を脅かす大規模な事態への対応と限ります。
国際紛争に対処するのはあくまで外交であって、自衛隊の武力が相手にするのは
警察が対処しきれない武装犯罪、大規模テロ等で、保有戦力もそれに特化します。
あとは外交を補強するための情報収集、何か起きたときに現地に急行して
映像データ等を記録公開できる能力などでしょうか。何といっても重点を置くべきは、
大規模災害への対処であって、そのための装備を第一に備えるべきです。
特に九州では報道が少ないと感じますが、5月4日夕刻現在、福島県浪江町の
放射線量の高い地域で起きている山火事は鎮火の見通しが立っていません。
大量の水や消化剤を空から投下する能力を持った輸送機こそが、
役に立たないオスプレイよりも必要なのに、ロシアは持っていて自衛隊が
持っていないということは残念でなりません。



VOL.710 * 2017/04/09
 

「赤土の下で」 加川 良

昨日ふっていた雨こそ上がりましたが、どんよりした熊本の空の下で散りかけた
花もあれば、別の枝では未だ蕾も混在する変な桜を見ながら、窓から一人花見を
しております。今年の一曲として選ぶのは先週亡くなられたコサイさんの歌です。
加川良がしばしばコサイさんのニックネームで呼ばれていたのが、実は本名だったと
今回の死亡記事で知りました。2005年に高田渡が亡くなった時本欄で「鉱夫の祈り」を
表題にしましたが加川良の葬送曲を考えたら、やはり地面の下系の曲を選ぶことにします。
♪赤土の下に彼(ヤツ)は埋められ 道端の小石が目印さ 神よ彼の魂たのみます…

同じアルバムで「その朝」の題名になっていて「永遠の絆」としても知られる曲と
同様、アメリカン・フォークのスタンダードを彼なりに消化した素朴な佳品です。
URCフォークで育った世代が葬式や墓の問題に現実に直面する日が来ていると、
しみじみと思ったりしますが、このまま子孫に渡すには余りに酷いこの国を
もうちょっと何とかしてからじゃないと私ら世代はまだ眠るわけにはいかんでしょうね。



VOL.709 * 2017/03/20
 


「私の子供達へ」  高石ともやとザ・ナターシャセブン

熊本でこぶしの花が咲くのは毎年、確定申告の締切日前くらいなのですが、今年は
少し遅れ気味なようで、今満開だったり、これから咲く木もあるような感じです。
じつは「コブシ」という名を意識した最初は学生時代に表題曲と出あった時だった筈です。
♪目を閉じてごらんなさい 山が見えるでしょう 近づいてごらんなさい こぶしの花があるでしょう

子守唄のような優しいリフレーンが印象的なこの歌は、1973年に我夢土下座という
フォークソングと山村生活を融合させたグループを率いる笠木透さんの作詞作曲です。
♪生きている鳥達が 生きて飛び回る空を あなたに残しておいてやれるだろうか父さんは

お金の力学で動く役人を止められずに、ダムは出来るは原発は止まらないわで。
せめてこれ以上放射性廃棄物が増えないように行動したいのですが、新電力に
切替えたり、ネットコラムで小さな声を上げたりするほかは有効な手立てが出来ていません。
あの頃我々の先輩世代だった笠木さんがこんな風に我々に語っていました。
「お前ら何人愛して何回結婚して何人子ども作ってもいい。だけどその子が大きくなった
時代のことを考えられるように生きとれよ!」



VOL.708 * 2017/01/25
 


「 忍 冬 」 すいかずら

今日の熊本市の最低気温は-4℃でした。お昼になっても+4℃にしか上がりません。
トランプ米国大統領じゃないけど地球温暖化はペテンだっ!と懐疑の声をまたあげたく
なりました。そもそも人工的なCO2排出ぐらいで地球の温度がそんなに変わるのか。
太陽活動の微妙な変化とか、大昔からは地軸や公転軌道のふくらみ具合の変化で
氷河期と間氷期を繰り返してきたわけだし、日本の海岸線も前進後退してきました。
そんなにCO2がイケナイなら何万人も走る市民マラソンなどもってのほかだし、
そもそもエコ商品に換えて一個当たり何グラムの抑制努力なんて、山火事のひとつ、
いや火山の爆発でもあろうものならあっさりと無に帰してしまうでしょうに。
世界平均気温が○度あがると農作物が漁獲量がこれだけ減ると脅かすけれども、
かわりに寒かったところで増える作物の量は無視していたり。この問題だとか、
消費税を上げないと財政が破綻するとかの議論は常に繰り返されますが、
マスコミが当たり前の如く述べる根拠については我々は疑ってよーく考えるべきでしょう。
表題曲は前回と同じく今から40年前、昭和52年の曲で、大阪大衆音楽祭のグランプリ
を受賞しました。グレープを思わせる男声デュオによる、幸薄い母を偲ぶセリフ入りの歌。
♪あなたの好きーなー すいかずらの花をー というサビのフレーズが少し印象的。
忍冬はグループ名と同じくすいかずらと読みます。植物のスイカズラは
つる性の常緑樹で、冬を耐え忍んで枯れないので「忍冬」の和名だそうです。
スタンダードナンバー「ハニーサックルローズ」のハニーサックルも仲間です。



すいかずら「忍冬」シングル盤 TRIOレコード 3B-122




VOL.707 * 2017/01/08
 


「星空に愛を」 カーペンターズ

お天気の加減はとても穏やかなお正月ですが、世界もアジアも日本も、今年何が起こるか
ワカッタモンジャナイという暗くて低い雲におおわれたような2017年のスタートです。
「オヤジノウタ」の中心時代の中でも私的に最も輝いていた、今から40年前1977年の
ヒット曲を見渡していて今にピッタリな曲を思い出しました。1973年の大ヒットアルバム
「ナウ・アンド・ゼン」を思わせるラジオDJで始まりますが、同時代の「未知との遭遇」を
はじめとする異星人コンタクトSFをもじって異星人からのリクエスト曲へと展開します。
何度も出てくる "Calling occupants" を今にも増して英語力貧困だった私は何となく
「コーリング・オキュパイ」私を征服してというような婉曲な愛情表現と思い込んでました。
今回調べてみて知ったのですが宇宙船乗組員への呼びかけフレーズだったんですね。
しかも友好的でとても素敵な異星人宇宙船に対して、カレンが切々と呼びかけます。
♪Our Earth may never survive  So do come, we beg you  Please interstellar policeman
「星間警察」たる、おそらくは神のような存在に対して私達自身も祈るよう促しています。
…with your mind  You have ability to form and transmit thought energy far beyond the norm
宇宙に平和と愛への希求を伝達する方法を眼を閉じてじっくり考えることにしましょう。






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