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OYAJI NO UTA

by 安藤弘志

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オヤジのうた曲名リスト


VOL.641 * 2012/12/31
 


「尖閣守れぬオスプレイ」

大みそかの朝は天気こそ回復しましたが凍みるような寒さに、えいやっと抗って起き出しました。
朝刊の一面には「自衛隊にオスプレイ 検討」の文字。まさか実現はしまいと思うものの、
安倍政権が観測気球としてマスコミに意図的に漏らし、反対意見の様子をさぐったうえで
「あわよくば」との意図が見えますので、微力ながらもきっぱりと反対意見をしるします。
オスプレイは海兵隊をインド洋からイランへとか、沖縄からグアムなど長距離運ぶには適任
かもしれませんが、自衛隊の通常任務や災害出動には今のCH-47ヘリが断然使いやすい。
軍用機としては巨大なプロペラを狙われた場合の脆弱性は否めず、海上行動時に
不時着水も出来ません。そして何より一機6200万ドルともいう超高額な価格が問題です。
莫大な税金を使っても儲かるのはアメリカの軍需産業で日本の経済にも寄与しません。
ちなみに米軍のオスプレイ強行配備の陰にも、米全土の軍需工場が潤う高価な機体を
海兵隊の主力機に推す政治的圧力があるのでしょう。そして米軍だけでは莫大な開発費の
もとが取れないので日本に目をつけたに違いありません。アメリカにNOといえない安倍政権
だとしたらバカな買物をさせられやしないか。そんなお金があるんだったら、海洋資源を
国際共同開発する企業でも設立して今は一銭も利益を産まない離島の資源が利害国と
分け合いであっても地域経済に寄与する形を目指すほうが、知恵者の選択でしょうに。

 

役に立つ買物情報も毎日更新していますのでどうぞ


VOL.640 * 2012/12/17
 


「大問題'07〜'13」

いつもなら夜遅くまでTVから目が離せない総選挙当日の夜ですが、昨夜は早々に床について、
そのぶん明け方目が覚めてしまいあれこれ考えを巡らす時間を持ってしまいました。
円安になったら輸出企業の景気改善効果が巡ってくる前に、庶民はガソリンや食料品の
値上がりで苦しむだろうな。小麦・大豆関連の乾物や輸入缶詰・ワインなど今のうちに
多めに買って置いたほうがよかろうか。建設国債の景気効果が出る前に、日本国債の
信用不安が起きて金融機関の財務悪化、ローンの金利上昇で大混乱が起きやしないか?
思い起こせば'07年の第一次安倍内閣では「ナントカ還元水」や「バンソウコウ」の大臣が
次々に問題を起こし、自らも体調不安に陥るなど悪運の人だったので今回は…、と不安が
つきません。来夏に巡る参院選で任期が切れる面々が当選したのがちょうど安倍政権が
大敗を喫した'07年7月29日の選挙。そしてその10日前には新潟県中越沖地震が起きて
柏崎原発で火災が起き、東京電力は事実の隠蔽や問題の矮小化をしているのですね。
五年後の今、福島の原発事故被害は終息してなどしていません。安倍内閣は五年前見過ごした
問題の重すぎるツケと早晩直面せざるを得ないでしょう。今回の選挙結果は、
自民党的な財政運営と原発政策の総括のために神が仕向けたと解釈すれば納得がいきます。
今日は本棚の奥から峯正澄/いしいひさいち著の「大問題'08」を引っ張り出して回顧しています。






VOL.639 * 2012/11/20
 


「 流れる 」 吉田拓郎

♪今は黙って 風の音を聴け 木の葉の舞う季節を 季節を知れ
激動の師走選挙を前にした静かな小春日和に FOR-LIFE時代の拓郎の曲が似合います。
♪立ち向かえば 言葉が荒れ始める 古き時代の強者どもが 生きる術など教えにやって来る
自説を声高にまくしたてる輩や、勝ち誇ったように他人をあげつらう輩と、
距離を置いて暫く静観したほうが今は良いのでしょうか。とんでもないことを決めるよりも、
決められない政治のほうが害が少ないと、密かにホッとしている今日この頃です。
それにしても石原の「核保有の検討を」とか安倍の「建設国債で公共投資」とか、
本気で選挙結果に結びつくと思っての発言なんでしょか?バカが伝染らないよう気をつけよ。
雇用対策の原点は、最低限くいぶちは自分で稼げる地道な農本経済だと直感します。
高齢者まで皆で晴耕雨読するほうが、「お札を刷って公共工事」よりもはるかに健全です。



VOL.638 * 2012/10/17
 


「メドゥーサの罠」 エリック・サティ

開設62周年熊本記念競輪G3は、きのうの最終日まで好天に恵まれ無事おわりました。
なかでも優勝戦は、無傷の三連勝で勝ち進んだ地元真和高校卒の五輪選手、
中川誠一郎が、SS(競輪界のベストナイン)の三人と自力争いをするという番組。
後方待機から最終コーナー大外を強襲する戦法が得意な中川ですが、格上の相手が
警戒怠らなければ不発に終わる公算大。選んだ策は、残り一周の直線で速度が
緩むタイミングを狙って出し抜けに先頭に立ち逃げるというもの。私の勝手な想像ですが、
二日前の京都競馬場G1秋華賞でチェリーメドゥーサが向う正面中程で突然加速して
後続をひきはなし、一番人気ジェンティルドンナの三冠達成をあわや阻むかという
見せ場を作ったことに影響を受けたのではないか。なんせ中川選手のヘアスタイルも
メドゥーサ風ですから。馬のメドゥーサが最後の半ハロンで実力馬に呑み込まれたように
中川もゴール前25mでSS選手に呑まれました。ただし中川が頑張った証しとして、
彼を目標に走ったSS選手が結果として4年ぶりに熊本バンクのレコードタイムを
更新したことは特筆に価します。表題曲はサティが作曲した小舞曲集のタイトルですが、
変幻自在なテンポの組み合わせが「カマし先行」のテーマ曲にふさわしいと選びました。

決勝写真用の照明がジャマして見ずらいですが、最内の水色が中川選手。
紫色と赤色がレコードタイムで追い込んだSS選手です。





VOL.637 * 2012/10/08
 


「パリの午後」 ジョン・ルイス

晴れ渡った十月の祝日に選んだレコードはM.J.Q.のピアニストがフランスに渡って、
当地のミュージシャンとセッションした名盤です。もちろん昨夜のTV中継に触発された選択。
パリ郊外ロンシャンの森の日曜午後に、遠路乗り込んだわれらがオルフェーブルが、
英仏の優駿とくりひろげた凱旋門賞という名のジャムセッション。最終コーナーを回って
楽々と抜出した時には、正直に言って「本当に勝っちゃうけどいいんだろうか?」の
気持ちがわいたのですが、それがいけなかったのでしょうかねえ。名うての気まぐれ三冠馬が
集中力をゆるめた隙に軽斤量のパリジェンヌに優勝をさらわれてしまいました。
勝利ジョッキーは、日本の競馬を愛することには引けを取らないオリビエ・ペリエ騎手。
これが競馬というものなのでしょう。くやしいといえば昨日は競輪のグレードレースの
重勝式車券で溜まった1.9億円のキャリーオーバーを的中した幸福者が出てしまいました。
オッズにすると95万倍という途方もない代物ですが、なんせランダムな出目を十回だけ
選ぶという制約の中でのお遊び。運試しの結果しだいで今日は見送りという選択も出来る
良心的なクジですから他のキャリーオーバーは追い続けてみることにしましょう。
そして、次にかけるレコードはM.J.Q.の「オッズ・アゲインスト・トゥモロー」これに決めました。



VOL.636 * 2012/09/28


「家の庭だったら」

下の図の緑の部分が自宅の建物。赤い線が隣家や公道との境にある塀だと考えてください。
私は随分前からこれが我家の敷地だと父や祖父から受け継いだので間違いないのだと
思ってきましたが、隣家の親父が左下の庭の一部がウチのものだと声高に言ってきます。
「不当に奪われた!」と道に張り紙したり、近頃では回覧板も廻してくれません。どうしましょう?
必要なら自治会の人に立会いを頼んだりして隣家と徹底的に話し合いをしようとしますよね。
いがみ合ったままでは夜もおちおち眠れませんから、相手もある程度納得する形で
半分の位置まで塀をずらすとか、逆に塀をとっぱらって互いに自由に使うようにしようとか
努力して智恵を使おうとするでしょう。塀を頑丈にして警備会社に警報を付けさせたりすれば、
お金が掛かるし、第一隣家の恨みは増幅されて安心な日常生活が望めません。
左上のお隣さんはいつのまにか勝手に我家の一部に張り出した塀を作っちゃったけど・・
こうして見ると左上のお隣さんの敷地はウチに較べてうんと少ないからこのさい、
もうこれ以上敷地に文句をつけないという確約を取ったうえでそのままにしてあげましょうか。
考えて見れば我家の母屋の東側、フクシマと呼ぶところに置いていた発電機が故障して、
家屋の一部が使えなくなったばかりでなく、いまだに汚水を塀の外に流しているありさま。
私がこの家の主人だったら、隣家との争いはまるく納めて、この欠陥発電機の後始末に
全力を傾け、ご近所の皆様にもこの手の発電機は使わないほうがいいよと助言するでしょう。

以上、自宅の話に例えれば簡単に断言できるのに国の話だと言いづらい雰囲気がイヤダ。



海上保安庁海洋情報部のHPより



VOL.635 * 2012/09/07


「600億円の漏る水がめ」

7月に「ダムで防げない水害」の項で取り上げた立野ダムと、県南部の川辺川ダムは、
本体工事着手前にストップがかかっています。しかし熊本県内では巨費を投じてダムを
作ってみて初めて水が貯められない場所に作ってしまったことがわかり、失敗を認めない
ために「貯水池浸透抑制対策調査工事」と称して税金無駄遣いの上塗りを続けている
おとぎ話のような事業が他にあるのです。場所は大分県境の産山村。山奥の農業用水の
ために国営ダムが計画され1979年大平内閣時代に着工し、600億近くの費用をかけて
25年後にようやく出来たものの、役に立たないため農水省はさらに126億円の改修工事を
もくろんでいるらしいのです。ぜひ「大蘇ダム」で検索して何があっているのか見て欲しい。
また、「荒瀬ダム」で検索すれば作ったダムの撤去の困難さもわかるでしょう。
ダムも原発も、作ればお金の儲かる人々が政治を動かした結果のやっかいものです。
のちの世代にやっかいものを残してしまう責任を大人はどうとったものか思案すべき時です。



VOL.634 * 2012/08/27


「橋下某に騙されるな」

今は大阪市長をやっている橋下という弁護士についてですが、「行列の出来る…」
というTV番組を一度も見たことが無かったもので、唐突に政治の世界に現れた時に、
「普天間を関西空港に移転受入れ」などの発言で面白い政治家が出てきたと感じました。
しかし今となっては、大阪人は横山ノックの二の舞を選んでしまったなとしか思えません。
昨日から報道されている「国会議員を半分にする」との彼の自慢の政策が非常に危険なので
反論させていただきます。はっきり言いますが議員の人数は国民の意思を政治に反映させる
ための権利ですから勝手に削らないで欲しいということ。身を切っていただくとするなら、
「議員報酬や手当てを半分に」していただきたい。定数が半分になるということは、
我々が投票するときの選択肢が半分になる恐れが大であり、考えた末に投じた一票が
死票になる可能性が倍増することです。ボランティアの気概で政治を良くしようとする
選良が集うのだったら、定数は増やして一票の格差を無くし、議員人件費は
ばっさり削ることを考えるべきです。ネットを通じて一日百円でも、意に添う議員に対して
個人献金が手軽に出来るようにすれば、私たち主権者の意志はより反映されやすくなります。




VOL.633 * 2012/08/07


「フライ・ウィズ・ザ・ウィンド」 マッコイ・タイナー

立秋を迎えようかというのに熊本は暑いです。涼しいのは夜明けごろのほんのひととき。
8時前にたまらなくなってエアコンをON。昼過ぎに電気使用率を見たらついに90%を
越してたので節電モードとうちわの併用で過ごしています。もちろんTVは消して、
音楽で涼を感じるべく、クールジャズなど漁っていたら雪山の頂に雲が掛かった写真の
ジャケットが出てきました。1976年にマッコイ・タイナーがストリングスをアレンジした一枚。
本当に数十年ぶりに針を落としてみたところ、イントロだけは一寸かったるいのですが、
本編でピアノとドラムが加わると俄然しゃきっとして、いまさらながらにカッコイイ!と
密かにつぶやくしかないのでした。どこかのCMのバックにも流されていましたっけ。
構成された音の厚みの上でピアノが自由に羽ばたく瞬間の爽快感がたまりません。

よくあるようなストリングスを別録音して付加した造りではなく、小沢征爾の薫陶を
受けたサンフランシスコ・フィルの精鋭をスタジオに招いての真剣勝負と聞きます。
そして随所に加わるヒューバート・ローズのフルートがなんとも涼しげで快いのです。




VOL.632 * 2012/07/21


「ダムで防げない水害」

12日の水害の復旧に、ボランティアの皆様、特に昨日は多数の高校生まで駆けつけて
いただき有り難い気持ちで一杯です。ところが今朝の新聞を見てぶっとびました。
自民党の谷垣さんが「北部九州豪雨の被災地は民主党がダム建設を止めたところが多い」
と指摘したというのです。確かに白川上流には立野ダムが本体工事前でストップしています。
しかし現地住民として実感したのはこの泥水はダムでは防げないことです。洪水が引いた
現地は30cm程の泥がぎっしり覆っていました。最初は長靴がもぐって抜けなくなる感じ。
次第に水分が抜けると乗って歩けますが、乾くにつれ粘土のような弾力も感じます。
(阿蘇の火山灰を含んだ白川の土砂の特質により、熊本の海岸は遠浅で粘土質の
「潟」になっており海水浴場が出来ない代わりにアサリの産地ではあります。)
今回のような超ど級の豪雨でこの土砂がダムの放流口に詰まると、上部の非常放水線に
達するまでは防災ダムの効果(一説では下流で20cm?)は発揮するものの、その後は
人造の大瀑布と化し浚渫工事もままならないことは土砂と格闘した身にとっては
容易に想像がつきます。立野ダムによらない自然と生活を守る会のサイトに今回の
水害の詳細な検証がのっていて興味深いのでぜひご一読をおすすめします。
民主党に増税させて自民党政権復帰で怪しいダム建設の再開なんてバカなことにならないように。



宇土市 御輿来海岸と対岸の雲仙
遠い昔から白川・緑川が阿蘇の火山灰土砂を運んだことによって
この風景がうまれたことを今回はじめて認識しました(宇土市御輿来海岸)




VOL.631 * 2012/06/30


「レイン・ステーション」 天地真理

1年の前半最後の日は、朝から猛烈な雨と少しの日差しと蒸し暑い曇天が交互に
繰り返すなんとも過酷な天候です。こんな土曜日の午後は真理ちゃんの後期の地味な
アルバム曲をそっと流しておきたい…。松本隆+筒美京平による佳曲は昭和50年の
歴史のページに埋めておくにはもったいな過ぎます。ところでステーションといえば。
JR九州をどうしたものかと考えてしまう今日この頃です。前項で言及した反原発のための
消費者による企業選別の立場からは、JR九州会長の原発再稼動推進の発言という
忘れてならないマイナス要素が既にあります。そして昨日国交大臣がGOを出した
長崎新幹線に対してもJR九州はやる気のようです。危うい費用対効果に
車両や線路の不安要素を無視して、多大な自社負担のリスクを取る理由がわかりません。
表向き上場への意欲を表したりしてますが、長崎新幹線が経営基盤確立に
プラスにならない可能性は非常に高いじゃないですか。考えられるとすれば、
九州新幹線の鹿児島ルートと長崎ルート完成時にそれだけ分社化する目論見かと
かんぐりたくなります。幹線からはずされる在来線がどれだけ不便になるかは、
肥薩おれんじ鉄道のみならず、玉名・荒尾付近の寂しさが熊本からも警告しています。



VOL.630 * 2012/06/17


「企業の原発への姿勢に注目を」

福井県の大飯原発の再稼動が決定したことに対して、忸怩たる思いで
おのが無力を嘆く気持ちにとらわれていますが、同感いただける皆様も
多いでしょうし、何らかの行動に参加されている方には敬意を表します。
とりあえず近くでデモに加われないという方には、毎日の生活に消費者としての
反原発の意思表示をこめるやり方を提案します。各メディアの記事から
「経済界・再稼動」で検索すると、企業のトップや彼らが務める経済団体の代表として
原発再稼動に関する発言が色々と見つかります。例えば経団連の米倉会長が
野田総理の再稼動決断を非常に高く評価しているのが判りますが、我々としては
米倉の出身会社である住友化学の製品を買わないようにしたい。だだ、残念ながら
日常の買い物シーンで住友化学の関わる商品を見つけるのは困難です。
それでも、家電を選ぶ場合にはパナソニック副会長の発言を参考にできますし、
セブン&アイHDの村田社長が朝日新聞の景気アンケートで再稼動を望む回答を
したことを忘れないでおけば、今日の買い物行動の参考にすることが出来ます。
世の中を少しずつでも変えていく小さな積み重ね、広げて行きたいものです。




VOL.629 * 2012/06/01


「自由が一番」 ソニー・スティット

金曜日の午前中はこのところ中波のNHKラジオを聴いています。「すっぴん!」という
帯番組のパーソナリティが金曜は源ちゃんこと高橋源一郎さんがつとめており、アンカーの
藤井彩子さんと二人で興味深い話題や文学・人物がとりあげられます。今日は熊本菊池の
出身、岩下尚史さんが小学生の頃から飛行機で東京の芝居に通っていた話にぶっとびました。
ところで昨日の朝日新聞に載った高橋氏の論壇時評も読み応えあるものでした。
若手漫才師の親の生活保護の問題でバッシングに加わるネット住民たちを、
「うまくゆかない人たち」が「守られている側」を攻撃する標的を求めあてがわれる構図と
指摘しています。私も思っていたことは、身を守りたい支配者が被支配者たち同士で
怨嗟が生じるよう仕向けてきた、差別や蔑視の歴史とだぶって見えてくることです。
漫才芸人の問題をとりあげた国会議員に対して言いたいのですが、あなたたちが
結構な額の給料と別に文書交通費とかで月百万円も貰っていることのほうが、
不正受給じゃないのか、高級官僚が安い家賃の官舎に住むのも一種の生活保護じゃないのか、
そんなことをつぶやいてみたくなります。でも私はTwitterは、あんまり好きじゃないです。
表題曲はミュージカル"Good News"からのスタンダードThe Best Things In Life Are Free
1957年録音のハンク・ジョーンズトリオとの共演、すかっと明るい演奏です。




VOL.628 * 2012/05/11


「砂浜にて…」 白川ゆう子

熊本では大型連休の後半から今日に至るまで、新緑に風そよぐ爽やかな日が続いています。
関東からは竜巻や雹など大変な天候の様子がTVから届いています。私も経験が有るのですが、
昼に暗くなって気温も急変して、台風とは別次元の突風に襲われると、体調までおかしく
なったりするので、皆様お大事にと、お見舞い申し上げます。天候が回復したら是非、
夕方明るいうちからビアガーデンへでも繰り出してきれいな夕焼けを眺めてください。
それにしてもつくづく思うのは、このきれいな日本の空を放射能で汚してはいけないということ。
太古からの生命活動と密接なCO2の排出に罰金を取ろうとする前に、
比べ物にならない危険性をはらむ施設を、これ以上作らない、作ったものは
安全に取り片付ける努力をすべきだと思います。いかに経済的な都合があろうとも、
賠償責任保険を掛けていない(掛けられない?)車を運転しちゃいけないでしょ。
表題曲は核戦争による人類滅亡を描いたSF映画を連想させますが、実は関係なくて、
昭和のハワイアン歌謡風の曲調にうっとりしたのでおすすめする、今年出た曲です。




VOL.627 * 2012/04/30



「夜行列車復活を」

このコラムでことあるごとに提言しているのですが、長距離(500km以上)の旅行は、
高速道路を避けて、なるべく鉄道・フェリーを使いましょうと、再度呼びかけるものです。
昨日の金沢〜東京〜浦安夜行ツアーバスの悲惨な事故は高速道路のリスキーな面を
まざまざと見せ付けるものでした。線路の無い複数車線の道路を、互いに危険な運転は
しないだろうという期待に頼りながら時速百キロ超で一晩中走行し続けることは、
考えて見れば随分と勇気の要る選択の旅です。安さで若者を中心とする大ぜいの客を
集めたバス会社に非難が集まったり規制の動きもあるでしょう。しかし間接的にJRにも
責任があるような気がするのです。前にも書きましたが私らの若い頃にはたくさんの
夜行列車が長距離旅行の主役でした。安価を求める客には寝台でなく普通座席で
一夜を明かす選択肢も与えられていました。分社化や在来線の切捨てなどにより、
昔の夜行急行の再現は無理だとしても、繁忙期に限ってでも事前予約制でいいから、
新幹線に緩急夜行便を設定できないものか知恵を絞っていただきたいと切望するものです。
別の切り口から言えば、夏の電力需給のピークカット対策の意味でも、
旅行時間の夜間シフトの方策は、すぐにでも準備する必要があると思います。




VOL.626 * 2012/04/08


「春の川で」 西六郷少年少女合唱団

桜花賞を放映するTVには宝塚の三分咲きの桜が映っていましたが、熊本では
若葉の薄緑色が混ざった最期の花見日和の日曜日になっています。
♪川のーそばをー あるいたら きこえーてきたー 春の声が
今年の、窓から一人花見のBGMはNHK「みんなのうた」ナンバーではじめてみました。
童謡を懐かしがるような年寄りに近づいたのかもしれません。
でも私ら年代にとって十歳前後に聴いた「みんなのうた」の曲は思春期の入口で
密かに叙情を育んだ響き、憧れの少年少女ソプラノが醸す、ほのかな青い性の香りさえ
帯びていたとしみじみ感じます。そういえば先週のFM番組「松尾堂」でひさしぶりに
「牧場の小道(ストドラパンパ)」♪まーきばにー そいてたどるー ぼくらのー…
が流れたときにもスタジオの出演者のうち私らと同じ年代の者しか反応しませんでした。
夕暮れ時の白黒TV画面ですりこまれた「みんなのうた」感覚は、心の中でいまだ元気です。



 


VOL.625 * 2012/03/27


「君らよ」

「君が代」の起源が古今和歌集の詠み人知らずの和歌だという話は広く知られています。
そして近世では寿歌(ほぎうた)としてめでたい席で主賓の長寿を祈念する歌として、
いわば婚礼の席の「高砂や」と同様の歌われ方をしたものが、明治の軍楽隊によって
荘重な編曲をされて今に至るということです。私もセレモニーの主催者がこの曲の演奏を
式次第に加えたいとするなら、好き嫌いは別として妨害まではしたいと思いません。
しかし何もしないでおこうとしている参加者を無理に立たせて、そればかりか強制的に
歌唱を強いるとなると主催者に反感を覚えて、退席を考えることになるでしょう。
戦前の日本ばかりでなく、9.11直後のアメリカ社会、そして今の中国朝鮮などなど、
ナショナリズムをアプリオリなものとする同調圧力に抵抗するのは勇気が要るけれど、
とても重要なことだと思うのです。大阪で処分を恐れず抵抗する先生方には頭が下がります。
もしも、私が先生方の立場だったらと考えると、どこまで抵抗できるかわかりません。
たとえばより自分の信念に近い別の歌詞を創作して歌おうとするかも…。
 

「君らよ」
君らはできる  ひろい 世界と  ちから あわせ 未来をきづき  こころ むーすーぶーこと

入学卒業式で生徒に贈る歌として悪くはないと自負しますが、音韻を原曲に寄り添わせ過ぎ、
臆病日和見主義と突っ込まれる向きもあるでしょう。いっそのこと全く別曲、たとえば
"We Shall Overcome"を歌うも良し。あるいは微妙な混沌を感じさせるカウンターメロディを
作曲して二部合唱にするも良し。とにかく自由に工夫をと、提案するものです。



 

VOL.624 * 2012/03/05


「熊本ダービー雑感」

きのうの日本選手権競輪最終日に水前寺の熊本競輪場には1万人近くの入場者が
集って一周500mのバンクを囲うスタンドが人で一杯になる盛況に感慨深いものが
ありました。中央競馬で7万人とかの人数も経験していますが、広大な競馬場と違って
街中のごみごみした空間に次から次へと人が入ってくる様を見ると、一種の祝祭場
のような雰囲気がこれはこれで楽しいものです。一般の新聞TVのスポーツニュースには
取り上げられないので地元にいても気づかなかった方もいるでしょうが、好きな人は
中国四国、関西そして首都圏からもたくさん来熊していただき、BS日テレ、テレビ東京を
通じて、あるいは場外発売所のモニターを通じて熊本競輪場の光景を全国のファンが
注目した6日間でした。155億円を越す売上高も、もちろん熊本だけでなく全国で
場外や電話・ネット発売を通じて投じられた金額で、一部は震災復興・公益事業に使われ、
一部は主催者である熊本市の財政にも寄与することになるわけです。
橋下徹、石原慎太郎など一部政治家が熱心に提唱するカジノ施設など作らずとも
日本には戦後脈々と築かれた公営競技の施設・人材が揃っています。
国内外のVIPを集めるならば、それに向いたロイヤル観覧席で対応できるはずです。
日本を代表するギャンブル通の故・阿佐田哲也氏がこよなく愛した競輪。
本当の博打好きなら解るはず、どっかの製紙会社の会長みたいな輩は来なくても良し。



熊本競輪場の特別観覧席前直線走路

 


VOL.623 * 2012/02/26


「サンデイ・モーニン」 グラント・グリーン

雨上がりの朝に雲がたれこめて、陽が差すどころか寒気さえ戻ってきそうな日曜日です。
こんな日に元気を吹き込む音楽をあれこれ考えて、結局この人のジャズギターに
落ち着きました。過去の曲名を見てみたら、やっぱりこんな曇りの寒い日に一度登場
していますね、1961年にブルーノートから出たこの盤は、ピアノにケニー・ドリュー、
そしてベン・タッカーとベン・ディクソンというベンベンリズム隊が好サポートです。
テンポの良いメロディがよどみなく湧き出すようなジャズワルツは、聴く者の生理的な
要素に働きかけるような元気効果をもたらして、気持ちイイッたらないのです。
GRANT GREENという名前、なんとなく「ぐらとぐり」にも聞こえて「ぐりとぐら」に通じます。
歳のせいかダジャレスイッチが入るとブレーキがききません。
 




VOL.622 * 2012/01/22


「どっちがバカなの」

総務省は、低迷する宝くじの売上げ回復のため当せん金上限を規制する法改正をして、
1等7億とか、前後賞込みで10億といった高額賞金の実現を図ろうとしているそうです。
1等賞金を上げるためには、その分はずれ券を大量に発行するのでしょうが、客はバカ
だから1等の金額に釣られてせっせと買うだろうと考えてのことでしょうか。
そもそも55%もの控除率の「割に合わなさ」に客がだんだん気づいてきたことが、
宝くじ売上げ低迷の原因でしょう。1等を高額にすれば売上げが回復するなどと、
総務省が本当に考えているとすれば、バカは客ではなく役人の方だということになります。
で、バカが総務省だけでなく財務省にも蔓延しているとすれば…
「財政赤字を減らすために消費税率を上げる」という構図も絵に描いた餅になりはしないか?
消費税ぶんだけ物の値段があがれば、給料が増えでもしない限り、買うものの量や
質を落として我慢するのがバカでない普通の消費者でしょう。
政府や役人に健全な経営者マインドがあれば、赤字企業の建て直しのために
先ずやることは、商品の値上げでなくコストカットと赤字構造の改革なのは自明の筈ですが。
怖ろしいのは、宝くじも消費税も、マスコミがバカのおみこし担ぎに加担しがちなことです。




VOL.621 * 2012/01/17


「泣くなゴンベー」 ソルティ・シュガー

1月17日といえば、阪神淡路大震災の起こった日なのですが、別の見方をすると、
山口百恵をはじめ、坂本龍一、村田英雄、平井堅、寺内タケシ、さらに糸居五郎さんまで
日本の音楽関係で色んな活躍をした人たちの誕生日でもあるんですね。そして、
淺川マキの命日でもあります。悲しいことがあって、喜ばしいことがあって、別れもある、
そんなことを考えていたら長いこと記憶から消えていた1971年のフォークソングが
よみがえって来ました。山本コータローが北山修の詞を歌いますが、途中セリフで、
…泣いちゃいけない 泣いちゃいけないよ 僕まで泣けてくるじゃないか
明日も今日と同じような日かもしれないけど 何かが起こるかもしれないよ ね!

昭和の深夜放送ラジオの雰囲気そのままですが、平成24年に懐かしがっています。


 

 

 

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