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No.62
2017年12月4日 |
白川の熊本市東部地区の現状 |
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・表紙代わりのメイン画像
今年は例年にも増して市内各所でイチョウの色づきが良く
熊本城界隈でもあちこちで黄色く光っています。千葉城町の
高橋公園一帯を市役所上階からカメラに収めました。奥の
JT跡地は更地になり、その奥のNHKも今や空き家です。
市が取得を進めていますが活用プランは未定のようです。
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■龍田〜陳内〜小碩橋にかけての激特緊急事業について
2012年7月12日の九州北部豪雨で白川が氾濫した龍田陳内4丁目を中心
とした一帯については、当時は民主党政権でしたが迅速に対応が進み、
同年11月には熊本市でも白川激甚災害対策緊急事業が採択されました。
五年を経て白川の河川改修は目に見えて完成に近づいています。
◎龍田7丁目、龍田中学裏のやや下流(三協橋から)
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河道のカーブの内側でダンプに土砂を積んでいますが、もとはその
位置が堤防のラインでした。川幅が広がった様子がわかります。
◎龍田陳内4丁目琵琶園団地あと
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外側を真新しい護岸に囲われてゆったりカーブする河道の場所に以前は
90戸ほどの住宅が並んでいました。立ち退き交渉もですが、河が蛇行す
るほどの硬い岩盤を掘り開く工事も大変だったと思います。国交省と県
の担当者の尽力に素直に感謝したいと思います。
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左岸側にはもとの河道を埋めて新しい土地が誕生しました。北区から
東区下南部2丁目に変更されるかもしれませんが帰属は未だ不明です。
看板奥の遠くに見える崖が県道供合線のラインですぐ下を川が流れていま
した。今なら県道脇から下を見ると名残の三日月湖を見ることが出来ます。
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◎小碩橋にかけての下流部分
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北バイパス龍田大橋下付近も川幅が優に百メートルを越す余裕の広がり。
豊肥本線鉄橋下でも護岸と堆砂の撤去が進められています。
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小碩橋下流の右岸側も立派な護岸が出来て、未だ開放されていませんが、
堤防道路も整備されています。通学の自転車も通るようになるでしょうか。
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■龍神橋〜明午橋の更新状況
◎龍神橋
去る11月12日に新しい龍神橋が供用開始しました。渡鹿方面から来ると、
旧橋の手前でぐっと左にカーブして楽に行違える幅になった新しい橋を
渡ります。渡った左手はすぐに熊大工学部の敷地になります。
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県道337とのT字路は今のところ車両用信号はなく、混雑時の右折は困難
なままです。朝の南行きと夕方の北行き一方通行の規制も継続中です。
◎子飼橋
昨年春に完成して上下2車線ずつになった子飼橋と広がった子飼交差点。
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◎明午橋
2015年に着工して昨年暮れには完成予定だったのですが、想定外の大転石
が土中から出てきた等の理由で今年度末ぎりぎりの完成になりそうです。
たしかに白川の洪水時には信じられないような巨石が流れ下っている例が
見られ、大昔にもあったのでしょうね。
路面が出来てきた新橋の写真。取付け道路の関係で上下1車線ずつです。
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<<後記>>
熊本大学工学部の裏から白川沿を下るとやがて対岸に医学部の付属病院
の建物が見えてきます。そんな白川と縁の深い熊大の研究者も加わって
「白川の水辺空間計画」のプランニングが進められているそうです。本当は
白川の河道下を掘って熊本駅から運動公園そばまで地下鉄が通せたら交通が
格段に便利でしょうが、幸か不幸か熊本の地盤は地下鉄向きじゃありません。
考えられるとすれば部分的に今も有る河川敷や堤防の自転車道の整備などで
市民が河と親しみ、生活に役立てる方法を追求していくことでしょうか。
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代表者 安藤弘志